不足すると体調不良の原因になりうる重要な物とは?
- 2020年06月16日
- 今回は、頸から肩・背中にかけての凝りと膝痛に対するマッサージで、通われている80代のMさんのお話しです。
だいぶ前からふとした時に目眩や立ち眩みがしたり、台所での調理中も少しすると立っていられなくなったり、時には耳鳴りがしたり、皮膚に湿疹ができるといったような全身の不調を感じていたそうです。
毎年の検診で内臓に異常が無いことは分かっていたそうですが、先日たまたま訪れた皮膚科の医者に相談すると、「おそらくそれは栄養素の一つである亜鉛が体内で不足している結果起こっている症状ですよ」と言われたとのこと。「自分でもまさかという感じでびっくりでした」とMさん。続けて医者は、亜鉛を多く含んでいる食品について、「代表的な物は牡蛎です。基本的に魚介類や牛・豚といった肉類をしっかり食べることが大切です」と説明してくれたそうです。
「考えてみれば主人を15年ほど前に無くして、一人暮らしになってからはある意味自由だなんて重いながら、食事の時間やその内容も適当になってしまっていたような気がします。それに年を取るごとにより偏食になってしまって。でもこれからは栄養バランスを考えた食事を取る努力をしていきます」とMさん。それを聞きながら私自身も改めて体に良い食生活の重要性を感じたと同時に、「はたして自分はどうなのか」と思わず考えてしまいました。1日30品目とはよくいったもので、やはりいろいろな食材を少しずつでもよいので、体内に取り入れることが大切な気がします。偏った食生活というのはそれだけで、健康を揺るがす原因になってしまうのかもしれません。治療を終えると、「おかげさまで今日も楽になりました」とMさん。「私もまだまだ元気で長生きしたいし人生を楽しみたい」とおっしゃったので、「食事と同じように体を動かすことも大切です。ラジオ体操や踵の上げ下げなんかもお勧めです」とアドバイスをさせていただきました。そしてまた、全身マッサージも同じように、健康の保持に繋がる大切な物であることを、覚えておいていただければ幸いです。
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