ぎっくり腰の予防対策
- 2020年07月30日
- 2年ほど前から月に1度のペースで来院されている40代のDさん。その日によって辛い箇所が肩や背中・時には足全体だったりするのですが、中でも多く訴えられるのが腰痛です。数日前の来院時もやはり腰痛を強く訴えていました。特に痛めるような原因は思い当たらないとのこと。ただ治療を続ける中で、2ヶ月に1度くらいは強い腰痛になっていることに気づきました。「先週末もやっぱり痛みが強くて辛い所に湿布を貼り痛み止めの薬を飲んでしばらく横になっていたんです。ひどくなると家事の最中に水の入った鍋を持ち上げるのもやっとになってしまって」とDさん。Dさんの仕事が1日中座った状態でのデスクワークであることを考えても、腰痛になりやすいように思いました。その日は特に痛みと固さの強かったウェストラインよりやや上の部分の筋肉を中心にじっくりと時間をかけて全身マッサージを行いました。固い所を押す度に「そこそこ、そこが痛いんですよ」と言いながら、Dさんは次のように話してくれました。「それでもここで治療を受けるようになってからは動けないほどの腰の痛みに悩まされることは無くなったんです。以前は整形外科に行き何度か痛み止めの注射を受けたこともありますがその時によって効果が出たり出なかったりでした」腰痛は骨の変形などで生じることもありますが、そうではなく腰あるいはその周囲の筋肉の固さ、つまり背中やお尻・足の筋肉の緊張が強いために起こっている場合も少なくありません。したがって腰に加えて背中やお尻・足を解すことによって、結果的に腰痛は改善されるのです。腰やその周囲の筋肉が固くなりすぎると、それがやがてはぎっくり腰に繋がってしまう可能性があります。しかし鍼やマッサージ治療により日々筋肉をある程度の柔らかさにしておくことで、動けないほどの腰痛に悩むことは無くなります。ぎっくり腰の習慣をお持ちの方は、自分でも知らず知らずのうちに腰の筋肉が貼ってしまっている可能性があります。1度治療を試すことによって、その煩わしさあるいは不安から抜け出せるかもしれません。
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