私にとっての「鍼治療」の意味とは?
- 2021年02月22日
- 数年前から通われている30台のBさんは、現在生後10ヶ月の子供を育てながらの毎日を過ごしています。先日も、「頸と肩の凝りが強くなってしまって」との訴えで来院されました。基本的に鍼治療と全身マッサージを合わせたコースで施術をさせていただいているBさんです。「こほのところ時々頭痛もするので、頸といっしょに頭蓋骨の付け根にも鍼を打っていただけますか?」とのことだったので、早速俯せになっていただき、頭蓋骨・首筋・肩にかけての凝っている筋肉に対する鍼治療から始めました。施術を行いながら日々の生活について伺うと、初めての子育てということで、不安や苦労を漢字ながらも、「子供のために」と一生懸命がんばっているBさんの様子が伝わってきました。「育児や家事に追われているとここに来たくてもなかなか時間が取れなくて」とおっしゃるBさんですが、例え来院回数が少なくても、私の鍼治療とマッサージをいつも喜んで受けてくださるので、感謝の気持ちでいっぱいになります。「実は、ここに通う前に1度だけ別の治療院で鍼を受けたことがあるんですが、その時は気になる箇所の表面近くをほんの少し刺激されるくらいで終わってしまって満足感が得られませんでした。でも先生の場合は触られてそこだと辛さを感じている箇所に鍼先がピンポイントで当たるので、すごく効く感じがします」とBさんは話し手くれました。そこで改めて私の鍼治療に対する考え方をお伝えしました。「鍼治療に対する考え方や治療の仕方が先生方によって違うのは当然かもしれません。ただ私は特に指が入らないほど硬くなってしまった筋肉というのは、まず、その指が届かない所の緊張を取らないと症状が改善しないと思っています。なので私は体表だけで無く奥深い所の凝りに達するくらいまでは鍼を入れます。そうすることで、がちっとしていた筋肉が大本から解れ結果的に痛みがかいぜんされます。凝りの奥を緩めてこその良さが鍼治療にはあると私は思っています」話し終えた後の、「そういえば私も全く鍼を知らなかった時はただ怖い物だと思っていたことを思い出しました。でも凝りや痛みで悩んでいる方には是非1度試してもらいたいです」言うBさんの言葉に、思わずうれしくなりました。現在痛みや凝りなどでお困りの方をお一人でも多く鍼とマッサージによって元気にさせていただくべく、これからも治療を続けていきたいと気持ちを新たにした一時でした。
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